専門学校で管理栄養士?
専門学校で管理栄養士科があるのは、日本国内でも6校しかありません。京都栄養医療専門学校(京都)、東京栄養食糧専門学校(東京世田谷)、北陸食育フードカレッジ(新潟長岡)、華学園栄養専門学校(東京鶯谷)、晃陽看護栄養専門学校(茨城古河)、吉祥寺二葉栄養調理専門職学校(東京吉祥寺)の6校です。
吉祥寺二葉栄養調理専門職学校は全国で2番目(2002年開設、1番最初は京都栄養医療専門学校で2000年開設※学校法人大和学園沿革より)、関東では一番最初に専門学校として管理栄養士科の認可を受けました(東京栄養食糧専門学校:2003年、北陸食育フードカレッジ:2007年、華学園栄養専門学校:2009年、晃陽看護栄養専門学校:2018年 ※各校ホームページ沿革等より)。
管理栄養士科を卒業した後、大学院への進学も可能な学科です。(文部科学省ホームページhttps://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/senshuu/1280736.htm)
卒業すれば栄養士免許と管理栄養士国家試験受験資格が得られます。
この管理栄養士国家試験に合格して初めて管理栄養士の資格が得られます。
管理栄養士国家試験受験資格は
(1) 修業年限が2年である栄養士養成施設を卒業して栄養士の免許を受けた後、次のアからオまでに掲げる施設において3年以上栄養の指導に従事した者
ア 寄宿舎、学校、病院等の施設であって、特定多数人に対して継続的に食事を供給するもの
イ 食品の製造、加工、調理又は販売を業とする営業の施設
ウ 学校教育法(昭和22年法律第26号)第1条に規定する学校、同法第124条に規定する専修学校及び同法第134条第1項に規定する各種学校並びに就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律(平成18年法律第77号)第2条第7項に規定する幼保連携型認定こども園
エ 栄養に関する研究施設及び保健所その他の栄養に関する事務を所掌する行政機関
オ アからエまでに掲げる施設のほか、栄養に関する知識の普及向上その他の栄養の指導の業務が行われる施設
(2) 修業年限が3年である栄養士養成施設((5)に該当する養成施設を除く。)を卒業して栄養士の免許を受けた後、(1)のアからオまでに掲げる施設において2年以上栄養の指導に従事した者
(3) 修業年限が4年である栄養士養成施設を卒業して栄養士の免許を受けた後、(1)のアからオまでに掲げる施設において1年以上栄養の指導に従事した者
(4) 修業年限が4年である管理栄養士養成施設を卒業して栄養士の免許を受けた者(卒業する見込みの者を含む。)
(5) 修業年限が3年である栄養士養成施設であって、栄養士法及び栄養改善法の一部を改正する法律 (昭和60年法律第73号)による改正前の栄養士法第5条の4第3号の指定を受けたものを卒業して栄養士の免許を受けた者
となっています。(厚生労働省ホームページ「管理栄養士国家試験」よりhttps://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/kanrieiyoushi/)
本校栄養士科卒業の場合は(1)に該当する為、実務経験が3年以上が必要となります。
本校管理栄養士科卒業の場合は(4)に該当する為、卒業年度の3月に管理栄養士国家試験を受験する資格を得ます。
また、栄養士科の場合は2年次の、管理栄養士科の場合は3年次の12月に実施される栄養士実力認定試験(一般社団法人全国栄養士養成施設協会主催)で良い成績を取ったら(A判定)、別途お金がかかりますが食育栄養インストラクターの資格(全国栄養士養成専門学校協議会交付)も得ることができます。